夕日が美しい街クロアチア・ザダルの必見観光スポット11選
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8.聖ストシャ大聖堂(聖アナスタシア大聖堂)
クロアチア南部のダルマチア地方で最大の規模を誇る大聖堂が、このザダルにある聖ストシャ大聖堂。ロマネスク様式のこの教会が完成したのは12世紀の頃。
その後1202年にヴェネツィア共和国率いる第4回十字軍に破壊され、1324年にメインファサードを修復。その後1943年の第二次世界大戦中に再度破壊されるも、修復されて現在の形に至っている。
ちなみにこの聖ストシャ大聖堂、長期にわたり修復を重ねてきたので、下部がロマネスク様式のデザイン、上部がゴシック様式のデザインとなっている。
9.聖マリア教会
聖マリア教会は、1066年にザダルの貴族だったČikaという女性によって建設されたベネディクト修道院。聖ドナトゥス教会、聖ストシャ大聖堂と共にローマ帝国時代のフォーラムがあった場所に位置している。
この聖マリア教会も第二次世界大戦中に破壊されてしまったけれど、終戦後に今の形に修復されている。
10.陸の門(Land Gate)
旧市街へのメインゲートとなる陸の門は、かつてヴェネツィア共和国がザダルを支配していた1543年に建てられたもので、かなり保存状態が良いことで有名。
中央の大きなアーチの門が車の通り道で、左右の小さな門が歩行者用の通り道となるようにデザインされている。
この陸の門は、ヴェネツィア共和国が幾度となく戦いを繰り広げてきたオスマン帝国からの攻撃を防ぐことも意図して建てられたもので、当時はかなり厳重に警備されていたそう。
門の中心には「ヴェネツィアの獅子」
この門がヴェネツィア共和国支配時に建てられたものとすぐに分かるのが、この翼の生えた獅子。
これはヴェネツィア共和国の国旗にも使用されている獅子で、ヴェネツィア共和国を象徴するロゴのようなもの。門の中央に堂々と配置されている。
(おまけ)
かつてクロアチアの様々な島や地方を支配していたヴェネチア共和国。このヴェベチアの獅子は、クロアチア・ダルマチア地方の色んな場所で発見することができるので、探してみるのもちょっとしたお楽しみ:)
ちなみに海の門もある
ちなみにザダルには、海に面した所に「海の門」と呼ばれる入り口もある。こちらも時間があれば立ち寄るのもおすすめ。
11.5つの井戸
旧市街のメインゲートとなる陸の門をくぐった後に見えてくるのが、この5つの井戸。この井戸はヴェネツィア共和国の支配下にあった1574年、オスマントルコからの攻撃対策として造られたもの。
オスマントルコに城塞を取り囲まれてしまったとしても、この5つの井戸があれば水を調達できるから安心!という作戦。
5つも井戸が並んでいる光景はなかなか見る機会がないのでちょっと珍しい。ちなみにこれらの井戸は1838年まで使われていたとのこと。
ヨーロッパ一訪れたい街として人気のザダルへ!
とても小さい街ザダル。2〜3時間もあれば旧市街全体の主要スポットを歩いて回れる規模だけど、ローマ帝国、ヴェネツィア、イタリアと様々な支配下に置かれ、複雑な歴史を持つことから、ザダルの街中にはそれぞれの時代を感じる要素がいっぱい。
また2016年には「ヨーロッパ一訪れたい街」にも選定され、その小さな街の人に多くの人が魅了されていることも証明済。
昼間はザダルの複雑な歴史を感じ、夕方には世界一美しい夕日を堪能し、日没後には屋外ディスコのようにカラフルな世界を楽しむ。
小さい街ながら、魅力がたっぷり詰まったザダル。クロアチアを訪れた際には、ぜひ立ち寄りたいスポットの一つです!
余談
ちなみに夕日好きな私はザダルに5泊もしました(!)。でもその美しすぎるザダルの夕日を眺めるのが毎日毎日楽しみで、5泊しても全く飽きることはありませんでした:)
夕日好きな人なら、絶対に訪れてほしい街です。
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