子育てに必要なギアチェンジには、他家族も巻き込むとスムーズ

娘を出産してから、ママやパパ同士の共鳴力の恐るべしパワーを感じる場面が多い。何というか、例えば散歩(外気浴)中に同じく娘と同じくらいの月齢の赤ちゃんを散歩しているママに出会うと、「ハロー」と交わすその一瞬だけで、もう何十もの赤ちゃんに関する話題や共感を以心伝心している気になる。

散歩の効果絶大だよね。夜寝ない時もあるよね。泣きぐずって何で?って思う時あるよね。赤ちゃんの便秘って悲劇だよね。でもなんだかんだ寝顔見てると全部丸く収まっちゃうよね。そんでこの散歩から帰ったあとも、お願いだからしばらく寝てくれって今マジで思ってるよね。みたいな感じ。

さらに私の場合は日本に住む実の姉とドイツにいる義理の姉が同じくらいの時期に出産したこともあって、お互いの赤ちゃんや家族の情報をただただシェアしあえる環境がものすごくありがたい。

子育てが大変だとか辛いとかは全くもって感じたことがないけど(注:今のところ)、単純に、今までの生活に加えて幼い命というとんでもない宝を守り育てるためにはものすごい労力と精神力が必要で、ママやパパ自体も心と体のギアチェンジが必要とされるわけで。ギアチェンジを前もってすることはできないし、正しいマニュアルなんてないし、赤ちゃんが生まれてからヨーイドン!的な発車で、試行錯誤しながらギアチェンジを試みる毎日には圧倒される場面が多々あって当たり前なんだけど。

圧倒されすぎてアワワと溺れてしまいそうな時に、「ウチもそう!」というそのひと声を聞くだけで、荒波からヒョイっと引き抜いてもらえた気分になる。あれ、意外と浅瀬じゃんここ、みたいな。そして我が家だけで漕いでいると思っていたボートに他の家族も加わって、みんなで一緒にわっしょいわっしょいってボートを漕いでいるうちに、いつの間にか荒波を乗り越えて、ギアチェンジにも成功して新しい世界にたどり着いてた、みたいな感じ。

だから子育てをするには、リアルだろうがオンラインだろうが、他の家族や友だちとの関わり合いを持つことの大事さを痛感する。子育ての先輩家族や同じ年齢の子供を育てている家族はもちろん、そしてふたりの時間を楽しんでいる夫婦や独身の友だちたちは、子育て中には眩しすぎる世界を見せてくれるかけがえのない存在。

昨日はドイツにいる義理の姉との子育てに関する1時間以上ものマシンガントーク、今日は沖縄にいる実の姉とのほっこりビデオトーク(両方とも、赤ちゃんや子どもによる途中中断もありつつ)。言葉以上の思いを以心伝心、共鳴し合うなんともありがたい時間。

この写真は、マレーシア・ペナンの壁画アート。この壁画に道端で遭遇した時、巨大な花束をプレゼントされた気分でよっしゃ!って元気出たから、今ちょっと大変だなと思っているすべての人にこの花束アイスクリームを贈りたい気持ちをこめて。

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