夕日が美しい街クロアチア・ザダルの必見観光スポット11選
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4.ローマ帝国時代のフォーラム
さかのぼること紀元前3世紀から前1世紀にかけて、ローマ帝国の支配下にあったザダル。ということで、ザダルの旧市街ではところどころでローマ時代の名残を見ることができる。
このフォーラムは今では観光客や市民の憩いの場所となっていて、古代ローマ遺跡がゴロゴロ転がっている広場で同じくゴロゴロしながらピクニックを楽しむ人でいっぱい。
ザダルに残るローマ時代の遺跡として代表的なフォーラム
フォーラムとは街の中心となる場所のことで、かつでザダルにも、ローマ風のフォーラムが造られていた。
2,000年以上も昔、この場所で政治的な話し合いをしたり、色んな集会が開かれていたんだろうなぁと思うとちょっと感慨深い。
加えて、遺跡の上を駆け回りながら鬼ごっこやかくれんぼに夢中になる子どもたちの姿も微笑ましい(あなたが走っているこの石は2,000年前のものだよと伝えて、ロマンを感じてもらえるかしら)。
5.ローマ時代の2本の石柱
そしてザダルに残るローマ時代の遺跡として、フォーラム以外に有名なものがローマ時代の2つの石柱。
過去の戦争によって多くの歴史的建造物が破壊されてしまったザダルの街。ローマ時代の建物もかなり破壊されてしまったのだけど、これら2つの石柱は唯一、原型に近い形で残っている。
2本の内特に有名なのが「恥の柱」
2本残っている石柱のうち、「恥の柱」として残っている貴重な石柱がこちら。ローマ帝国時代、悪事を働いた人を縛りつけて晒し者にするために使用されていたことから「恥の柱」と呼ばれるようになったそう。
そしてこの石柱、さすが何でもビッグサイズのローマの遺跡!(笑)。写真に写っている人を見てもらうと分かるように、かなり高い。当時、こんな高い柱にどんな風に縛り上げられていたんだろうと想像すると、結構ドキドキする。
6.聖ドナトゥス教会(又は聖ドナト教会)
ザダルのシンボルとも言えるのが、旧市街のメイン広場であるゼレニ広場、ローマ帝国時代のフォーラムだった場所に位置する「聖ドナトゥス教会」。9世紀のクロアチア王国時代に建てられたプレロマネスク様式の教会で、独特の円形が特徴。
この聖ドナトゥス教会、クロアチア王国時代に造られた教会としてはかなりの大規模なもので、クロアチア様式の貴重な教会として保存されている。
円形の設計から音楽の演奏会に向いているとのことで、聖ドナトゥス教会ではコンサートや音楽の演奏会が定期的に開催されている。
7.聖ストシャ大聖堂の鐘楼
よく聖ドナトゥス教会とセットで写真に写っているこの鐘楼、実は聖ドナトゥス教会とは別の教会の鐘楼。高さは47メートルあり、料金を払って鐘楼の上まで上ることも可能。
周囲に高い建物もないザダル旧市街なので、この鐘楼からは360度ザダル旧市街と旧市街を囲むアドリア海の景色を堪能することができる。
地上階と2階のフロアは1452年に建てられ、それ以降の階層は1890年から1894年にかけて完成されたもの。
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