海外で携帯の紛失・盗難にあった際にするべき4つのこと:警察への届出から保険請求まで

2.海外で紛失・盗難にあったiPhoneを一時停止/遠隔操作でデータの強制リセットを行う

iPhone携帯端末が見つからないことが分かった時点で行ったのが「全通話・通信機能の一時停止」の届け出。私の契約はSoftbankなので、Mysoftbankへログインを行ってオンライン上で手続きを完了。利用停止は、Mysoftbankのトップページから「安心・便利サービス」のプログラムを選択すれば設定画面に移動できます。

一時停止中の届け出を確認

ちなみに海外でインターネットに接続されているにも関わらずiPhone端末を取り戻すことが困難な状況の場合には、一時停止設定を行う前に遠隔で行える「データの強制消去」または「ロック」の手順も忘れずに! この手順を踏むことで、大事なデータが悪用される心配を軽減することができます。

3.海外現地の警察へ行き、紛失・盗難届けを出して証明書(ポリスレター)をもらう

実際にもらったポリスレター

iPhone携帯端末を使用できない安全な状態にしたら、紛失・盗難にあってからなるべく早い段階で(当日〜翌々日頃までに)海外現地の警察に届け出を。これも日本で紛失・盗難にあった場合と一緒。

言葉が通じずに大変…と思うかもしれないけれど、海外現地の警察からの証明書(ポリスレター)はとっても大事! ここで書類をしっかりもらっておくことで、後日保険会社から「海外旅行中の携行品紛失」の補償をうけることができます。

警察署で渡された書類に記入する項目は主に「名前」、「生年月日」、「日本の住所」、「海外旅行中の滞在住所」、「身分証明書(パスポート)のナンバー」、「紛失・盗難にあった日時/場所の詳細」、「紛失物の特徴」など。海外で警察に届け出を出す際にはパスポートの提示を求められるはずなので、パスポートの持参も忘れずに!

4.保険会社へ海外補償の請求を行う

無事に海外現地の警察からのポリスレターをもらったら、加盟している保険会社へ保険金の請求を実施。私は使用しているクレジットカードの保険に「海外旅行中の携行品補償」が付いていたので、その補償を利用。

ちなみに私が持っていたクレジットカードの「海外旅行中の携行品補償」が効くのは、日本を出国してから90日以内。iPhone携帯を紛失したのは出国して2カ月頃だったので、補償の期間内。

カード会社や保険会社によって海外旅行中の補償内容や対象期間は変わってくると思うので、海外旅行に出かける前には必ず補償内容について確認してください(きっとしているとは思いますが…!)。

補償が受けられるのは「事故」とみなされた場合のみ

また海外での携行品紛失に対する補償が受けられるのは「事故」の場合のみ。「所有者の過失による紛失」の場合は補償対象外になるので、タクシーやレストランに置き忘れてしまった、ポケットに入れていた携帯をうっかりトイレに落としてしまった…などの場合は、もう人生の勉強代だと思って諦めてください……。

保険会社に補償の請求を連絡→必要書類の送付を待つ

大抵の保険会社は、海外で置きた緊急時に対応するための連絡窓口を設けています。私が利用しているカード会社の場合も、24時間対応のサポートセンター(問い合わせ窓口)が設置されていたのでまずはそちらにiPhoneを紛失したという報告と紛失時の状況説明のために電話。

その後保険が降りるかどうかの審査が行われ、補償対象と認められると保険請求のために必要な書類が保険会社より送られてきます。

私の場合は海外生活中のため、必要書類は実家のある沖縄へ送付を依頼。請求者本人が海外にいて日本国内からの手続きが難しい場合には、代理人請求も可能とのこと。海外からすぐに日本に戻る予定がある場合には、帰国後に本人が申請を行う手順となっています。

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  1. Fukinofukino

    うっぺさん、お役に立てて幸いです。それにしても災難でしたね…。被害が少しでも最小ですみますように。。

  2. うっぺ、

    まさに今この記事のケータイを紛失状況にあり、この記事が助けに、なりました。ありがとうございます。