サラエボグルメを堪能!カフェ・レストラン・バーおすすめ17選

知る人ぞ知る、グルメ天国なサラエボ。物価も安く、リーズナブルにクオリティの高いグルメを楽しめる点でも魅力的。中でもボスニアンコーヒーは必須。 本記事では、サラエボローカルのお墨付きカフェ、レストラン、バー17選を紹介します。

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旧市街を中心に点在するサラエボグルメスポット

今回紹介するサラエボのおすすめカフェ、レストラン、バーがある場所は上の地図の通り。主に旧市街の付近に固まっているので、観光時のカフェ休憩、ランチやディナーなどに活用してもらえるとこれ幸いです。ということで、1番から17番まで順番にご紹介。

【カフェ編】サラエボローカルにも欠かせない場所でカフェ文化を体験しよう

サラエボに来たら、ボスニアンコーヒーは欠かせない

サラエボに来たら、絶対に飲みたいボスニアンコーヒー

さてまずは、サラエボ市民にとっても欠かせないカフェからご紹介。サラエボに来たら絶対に欠かせない「ボスニアンコーヒー」を堪能できる場所から、サラエボならではの「ローカルスイーツ」を味わえる場所まで。カフェに集まるのが大好きなサラエボローカル達に混じって、サラエボのカフェ文化にどっぷりと浸かってみよう。

1.雰囲気、オーナー、メニュー全てにおいてベスト・オブ・ベストな「Teahouse Džirlo」

Teahouse Džirloの店内

Teahouse Džirloの店内には各国のお茶がズラリ

Teahouseの外観

Teahouseの外観

サラエボに来たら絶対に足を運んで欲しいのがこの「ティー・ハウス(Teahouse:ボスニア語では「Čajdžinica Džirlo)」。雰囲気、メニュー、オーナー、全てにおいて何とも最高なカフェ。ティー・ハウスという名前の通り、店内には所狭しと世界各地のお茶がズラリと並ぶ。そしてお茶を専門とするカフェなのだけれども、ここで飲むボスニアンコーヒーももれなく最高。

お口も心も震えるほど丁寧にサーブされるボスニアンコーヒー

ボスニアンコーヒーを淹れている様子@Teahouse Džirlo

ボスニアンコーヒーをオーナー自ら注いでくれる

ボスニアンコーヒーを注文すると、オーナー自らが丁寧に目の前で最後の仕上げを施してくれる。ちなみになボスニアンコーヒーについてくるチェイサー的なドリンクは通常水なのだけれども、ここTeahouseではお茶カフェらしく、ボスニアンコーヒーにぴったりなオリジナルブレンドのお茶のチェイサーがサーブされる。

出来上がったボスニアンコーヒー

出来上がったボスニアンコーヒーのセット

シナモン、ハニー、お砂糖、シトロン(レモンみたいな柑橘系果実)をブレンドして作っているというお茶はほんのり甘くて、コーヒーの苦味と旨味を絶妙に引き立てつつ、いいお口直しにもなるというボスニアンコーヒーのパーフェクトな相棒だ。

ちなみにこのTeahouseでのボスニアンコーヒーの飲み方は、コーヒー → ロクム(一緒に出されるサイコロ状のお菓子)ひとかじりを繰り返しながら、ちょっとお口直しをしたい時にチェイサーのお茶を飲むというスタイル。このループがもう最高で、お口も心も震えながら喜ぶ、何とも至福の時間を味わえるのだ。

素敵すぎる人柄で人を集めるオーナー

クールでダンディで超絶ジェントルマンなTeahouseのオーナー

クールでダンディで超絶ジェントルマンなTeahouseのオーナー

そしてこのTeahouseで特筆すべきは、超絶クールでダンディなオーナー。店内ではオーナーをかたどったマグネットやシールが販売されているほど、このカフェのアイコニック的な存在。ホスピタリティに溢れる人で、彼に接客をしてもらった誰もがきっと、彼を好きになる。このオーナーに会うためにこのカフェに通っているという人がいるのも納得。

こんなに素敵な人が営むカフェだからか、集まるお客さんもみんなフレンドリー。かといって、誰もが付かず離れずの距離をしっかり保ってくれるのも、物凄く心地がいい。雰囲気、メニュー、味、オーナー、客層、すべてにおいて「サラエボのベスト・オブ・ベスト」なカフェだと自信を持っておすすめしたい。もちろん、メニューもサラエボ価格(not観光価格)で日本人にとってはリーズナブルなのでご安心を。

2.ローカル感を全力で味わいたなら「Tito」

カフェTitoの広い敷地内にはたくさんの席

カフェTitoの広い敷地内にはたくさんの席

サラエボのカフェを語る時にもう一つ欠かせないカフェといえば、この「チトー(Tito)」。カフェの名前になっているTitoとは、かつてのユーゴスラビア時代の全盛期を築いたユーゴのカリスマ的大統領の名前。その手腕で大衆の心を掴んでいたチトーのファンはサラエボにも年配者を中心に大勢いて、チトーが1980年にこの世を去った後でもなお、絶大な指示を集めている。

それぞれの時間をカフェで過ごす利用者たち

それぞれの時間をカフェで過ごす利用者たち

ローカルに人気のカフェ「チトー」

夕暮れが近づくとローカルでいっぱいになる

そんな人気大統領の名前がつけられたのが、このカフェ「Tito」。観光地である旧市街からは少し離れたところにあるけれど、連日ローカルで賑わう、サラエボで大人気のカフェの一つとなっている。

大人のカフェタイムに我慢できない子どもにも優しい

敷地内にある遊具で遊ぶ子どもたち

敷地内にある遊具で遊ぶ子どもたち

カフェTitoの敷地内にある遊具

カフェTitoの敷地内にあるその他の遊具

カフェの敷地内には旧ユーゴスラビア時代を彷彿させるかのような戦車の遊具や滑り台、トランポリンなどがおかれていて、子どもたちはしばらくの間それらの遊具で遊ぶことができる。なので、子連れで訪れても時間を気にせずおしゃべりに没頭できる、ファミリーフレンドリーなカフェになっている点も人気の秘密だ。

驚きのエントランスとチトー元大統領への愛に溢れる店内

カフェTitoの驚きのエントランス

カフェTitoの驚きのエントランス

最初にカフェTitoを訪れる時、そのエントランスを見てもどうか足踏みを踏まないでほしい。何とも入りづらい店構えだけれども、そこはあえて人気店ならではの強気の姿勢だと受け止めよう。また店内にはかつてのチトーを忍ぶ新聞の切り抜きやチトーの写真がディスプレイされているという、ちょっと独特な雰囲気。でもこれらの雰囲気こそが、カフェ「Tito」をより特別な存在へと仕立てている。

ドリンクはもちろんローカルプライス

カフェティトーのメニュー

カフェTitoのドリンクメニューは1.5KM〜4KM(約100円〜270円)

連日ローカルで賑わうこのカフェ「Tito」、もちろんメニューはすべてローカルプライスで、日本人の感覚からすると驚くほど安い。エスプレッソは1.5KM(約100円)、カプチーノは2.5KM(約170円)、コーラやスプライトなどは3KM(約200円)で、ソフトドリンクだけは若干割高。

kafe sa slagom:ホイップコーヒー 2.5KM(約160円)

kafe sa slagom(ホイップコーヒー):2.5KM(約160円)

店員は誰もフレンドリーで、客層も幅広い。パソコンを開いて仕事をしている人、カップルのデート利用、友人や家族の集まりなどなど、万人受けするカフェがこのTito。ちなみにWi-Fiも無料で使えるので、ついつい長居してしまう、居心地のいいカフェだ。ちなみにテラス席は緑生い茂る庭になっているので、夏場は虫刺されに注意を。

3.ボスニアンスイーツを求めて行くべきは「Ramis」

Ramisの入り口

Ramisの入り口

りんごのウォールナッツ詰め(トゥファヒヤ:Tufahije)

りんごのウォールナッツ詰め(トゥファヒヤ:Tufahije):4KM(約260円)

サラエボを代表するスイーツと言えば、

  • バクラヴァ(Baklava)
  • トゥファヒヤ(Tufahije)

そしてここ「ラミス(Ramis)」は、特に「トゥファヒヤ(Tufahije)」が有名なカフェだ。そして旧市街の中心地にありながら、ローカルもたくさん集うカフェとなっているので、ここでもサラエボのカフェ文化を感じることができる。

外に座れる席もある

外に座れる席ももちろんある

お店自体がそこまで大きくないので飲食スペースも小ぢんまりとしているけれども、各椅子には背もたれがあってゆったり座ることができる(サラエボのカフェには背もたれのないオットマンタイプの椅子を置いているカフェも少なくない)。

上の写真の通り外に座ることもできるけれど、外は喫煙スペースでもあるので、タバコの煙が苦手は人は店内での飲食にすると快適。というのも、席同士の距離が近いため、隣に座った人が喫煙者である場合はもろにタバコの煙を浴びることに。非喫煙者である場合は、お店の混み具合をみながら、どこに座るかの検討を。

4.アトラクション気分でカフェを利用したいなら「Slatko ćoše」

先の紹介したカフェ・ラミス(Ramis)の向かいに位置するのが、カフェ「Slatko ćoše」こちらはどちらかというと観光客が良く利用している印象のカフェだけれども、絶えず利用客で溢れている人気カフェの一つ。

そしてこのカフェでのオススメは、断然外の席に座ること。カフェの目の前は人通りが多く、日中も夜もひっきりなしに人が通っていく。ということでここでは人間観察というアトラクションをしばし楽しむつもりでカフェタイムを過ごしてみると、また違ったサラエボの一面を見ることができるかもしれない。

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