ロンドンにはたくさんの市場がある。その中でも最も規模が大きくて「おしゃれ」と言われているのがロンドンブリッジから歩いてすぐの所にある「バラ・マーケット（Borough Market）」だ。
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穏やかで優しい空気に包まれた土曜日の朝
バラ・マーケットのメインエントランス
人混みを避け、オープンして間もない朝8時半頃に足を運んでみる。すでに先客もちらほら。それでもこの日が土曜日だったからか、みんな穏やかな表情を浮かべ、足取りものんびりと市場に並べられた食材たちを眺めながら歩いている。
いつも何かと騒がしいロンドンにしては、なんだかほっとする光景が目の前に広がる。
バラ・マーケット市場内にあるイートインスペース
市場内のイートインスペースには本物のグリーンと木材で作られたベンチやテーブルが設置されていた。ガラス窓になっている高い天井からは太陽の柔らかい日差しが降り注ぎ、温もりで溢れる空間が広がっている。
「早起きは三文の徳」なんていうけれど、こんなに優しい時間を体験できるのも、きっと土曜日の朝一番に市場に足を運んだおかげかもしれない。
マーケット内には、カラフルな食の世界が広がっている
パックに詰められた色んな種類のきのこ
その場で作られるフレッシュジュース
カタチ・色が異なるトマト
所狭しと並べられた鮮魚たち
直径1mはある大きなパンで調理されたパエリア
積み木のように重ねられたチーズ
チャーミングな牛の置き物も接客係として一役買っている
チョコレートもブロックでどっさり
世界各国の料理を堪能することができる
「バラ・マーケット」の場内は広い。その中にパン、チーズ、魚、野菜、きのこ、フルーツ、スイーツ、外国料理といったバラエティに飛んだ食材や食べ物たちが文字通りズラリと並び、行き交う人々の目を引く。
目移りしてしまって何を食べようかとうんうん悩むのも、このバラ・マーケットならではの醍醐味だ。そう、だからバラ・マーケットに足を運ぶ際には、必ずお腹を空かせていくことが鉄則。
でも例えお腹がいっぱいだとしても大丈夫。バラ・マーケットは市場内をただ見て歩くだけでも楽しい。日本では目にしないような食材や食べ物もたくさんあって、特に初めて行く場合には発見が多すぎて忙しい。
お昼を超えたあたりから、一気に活気づくバラ・マーケット
バラ・マーケットのサブエントランス
お昼に近くに連れて、マーケットにはどんどん人が集まってくる。そして昼過ぎになると買い物客で溢れかえり、活気に満ちた賑やかな市場へと顔を変える。
そこではロンドナー、観光客が入り混じり、カラフルな食たちとの出会いを笑顔で楽しんでる。そんな光景を見ているだけで「いいなぁ」と、ついつい思いにふけってしまう。
ゆっくりしたいなら朝一で、賑やかに過ごしたいなら昼過ぎから出かけるのがおすすめ
マーケット内でゆっくりと過ごしたいなら、オープンして間もない時間が、賑やかで活気溢れる雰囲気を味わいたいなら昼過ぎから訪れるのが狙い目。
ロンドン一おしゃれと言われているこの「バラ・マーケット」は、さすがにロンドンの中心地にあるだけあって、食材や食べ物の値段は他のマーケットに比べて高め。
それでも美味しい食と新鮮な食材を調達するにはもってこいの場所。
自らの胃と協議を重ねつつ、ここでは色んな食をちょっとずつ、できる限りたくさん楽しみたい。
今回私が口にしたのは、ボストンバーガー、ドイツのソーセージ、ココナッツの実のグリル、ベリーの詰め合わせフルーツにバニラ&チーズケーキブラウニー。
これでお腹と心の両方とも、フルチャージが完了。土曜の朝から全身が幸福感でいっぱいに包まれて喜んでいる。ちょっと（だいぶ？）重たくなったお腹を抱えながらも、私はご機嫌でバラ・マーケットを後にした。
ロンドン「バラ・マーケット」の場所・行き方・営業時間
バラ・マーケットはロンドン中心地の東側に位置していて、ロンドンブリッジの南側に行けばすぐに見つかる。
■場所：
Borough Market
8 Southwark Street,
London,
SE1 1TL
■最寄駅・バス停：
地下鉄／Jubileeライン（灰色）又はNorthernライン（黒）で「London Bridge駅」下車
バス／43番、141番、149番、521番のバスに乗り「London Bridge」又は「Borough High Street」下車
■営業時間：
Limited Market（一部店舗のみ開店）
月曜日 10:00 – 17:00
火曜日 10:00 – 17:00
Full Market（全店舗開店）
水曜日 10:00 – 17:00
木曜日 10:00 – 17:00
金曜日 10:00 – 18:00
土曜日 8:00 – 17:00
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