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Airbnbでトラブル発生、さぁどう対応する?①Airbnbサポートへの連絡まで

ということでここからは、その後の私とAirbnbホスト(ホ)の会話をそのままお届けします

私「は?なんで?」

ホ「実は今日チェックアウトする予定だったゲストの子どもが病気にかかっちゃって、治療に後2日かかるらしいんだ。状況が状況だから、彼らに出て行けって言えなくて……。」

私「は?なんで?」

ホ「7歳くらいの男なんだけど、耳に何かの菌が感染したみたいで。今バクテリアを殺す薬を飲んでいるみたいなんだよね。その治療にあと2日必要らしくて。」

私「……そんな状況なら仕方ないけど、その病気と治療にかかる日数が分かった時点とか、もっと早く伝えることもできたんじゃない?そしたら私別のところ探せたし。」

ホ「それは本当にごめん。でも代わりの家も気にいると思う。庭もあるし。」

Airbnbトラブル解消記事:庭付きの代替部屋

これがその庭

私「いや、別に庭いらないんだよね。街の中心に近いことが超大事なんだよね。」

ホ「本当にごめん。でも、代わりの部屋も街からそんなに遠くないよ。」

私「いや、私その代わりの部屋、前に提案された時に調べたんだけど、中心地からめっちゃ遠いよね。だから前のオファーも断ったんだけど。」

ホ「車だとすぐだよ。中心地に行きたい時には、いつでも僕を呼んで。チェックインできるまでの2日間、必要な時にはいつでも車で送り迎えするから。い・つ・で・も!」

私「いや、私人待たせてると思ったら、純粋に自分の時間楽しめないんだけど。」

ホ「そこは気にするところじゃないから!」

私「そんなんいうても気にするでしょ。ってうか普通に自分がふらっと外に出たい時に外に出たいんですけど。わざわざ、今から車で送ってもらえる?って確認のやりとりすること自体が正直しんどい(注:もうちょっと優しく言ったはず)」

ホ「そこは本当に気にしないでいいから!」

私「……気にするかどうか決めるのは、私なんですけど」

ホ「……本当にごめん……でも子どもがかわいそうで……」

ということで、最後には情に訴えてくる始末。もちろん、急な病気は仕方がない。私だって旅行中に発病してしまったその7歳の男の子に同情する。でも、問題はそこではない。このホストの対応がいかん。今までのやりとりからもそうだけど、ゲストとの関わりにおいてホスピタリティを全く感じない。

それでも悲しいかな、バスの移動で疲れていた私に、部屋をその場でキャンセルして別の宿泊先を探す元気はなかった。ということでとりあえず彼が持つ別の部屋に車で向かうことに。

やっぱり中心地から遠い・そして3世代総出のお出迎え

Airbnbトラブル解消記事:代替の部屋からの景色:街の中心地は1ミリも見えない

代替の部屋からの景色:街の中心地は1ミリも見えない

代わりの部屋へと向かう道中、どんどん中心地から遠ざかっていく車。やっぱり「おい」と思い、「中心地から全然近くないよね」って言うと、「だから僕がいつでも足になるからって言ってるじゃん」の一点張り。そして「お詫びに、今夜はサラエボで一番おいしいチェバピ(ボスニアの伝統スナックフード)ご馳走するから!」と。

手前にあるのがチェバピ

手前にあるバーガー的なのがチェバピ

もう何度も滞在したクロアチアでチャバピの味を知っている私は「私、チェバピ食べたら妊娠した気分になるから、月に1回くらいしか食べたいと思わない(実際チェバピは超ヘビーで、食べたら本当に妊娠したんじゃないかと思うくらい体が重くなる)。それに今日は移動で疲れているし、予定していた計画がすべて台無しになったから食欲も失せた」と悪態をつく。わかる、かわいくないよね、私。

はぁ……と色んな思いを抱えながらようやく代わりの部屋へ到着すると、何と別階に住んでいるというホストの父・祖父が総出でお出迎え。ホスト父にいたっては、片手にフルーツを盛り合わせたお皿を持っている。

ホスト父「今回のことは本当にごめんね…。子どもが病気でどうにもならなくて…。ここが気に入ったら、そのままここに住み続けてもいいからね…。」

私「状況は本当に理解しているけど、正直、私ここには長く住みたくありません。」

ホスト父「そうだよね!やっぱりそうだよね…!(そしてそっとフルーツをダイニングテーブルに置く)」

Airbnbトラブル解消記事:ホストの父がそっと置いた果物の盛り合わせ

ホストの父がそっと置いた果物の盛り合わせ

ホスト祖父「じゃあ、鍵の開け方を説明するね。」

と、一通り代替の家での過ごし方の説明を受け、とりあえず2日分の食料だけを確保したかったので、ホストに近所のスーパーに連れていってもらい、その代替の部屋へとチェックインした。

いや、やっぱりおかしいでしょ

そして部屋に一人。気を取り直して、どうにかこの状況に慣れようとするも「どう考えてもやっぱりおかしいでしょ」という気持ちが膨れ上がるばかり。ちなみにホスト父・ホスト祖父はとっても好感を持てる人柄だった。優しくて、フレンドリーで、笑顔がピュアで、イメージしていたボスニア人そのものだ。

Airbnbトラブル解消記事:庭で作業をするホストの父母

この記事を書いている途中に窓から見えた光景。庭にある果物らしき木に登って何かをしていたホストの父母。和やかな雰囲気

でもこのAirbnbでのホストを務める若干19歳のこの男だけは、今までのやりとりのこともあって、何かモヤっとする。何なら、6月8 日に「代わりの部屋で2〜3日過ごしてもらって…」と提案してきた時点で、私が24日にチェックインできないことが決まっていたのではなかろうか、という疑いの気持ちさえ湧いてくる(急病というのは作り話で)。

本来の私の計画では、到着したその日曜の午後に、新しい街の様子を歩いてみて確認して、スーパーで1週間分程度の買い出しをして、近所に仕事をするために使えそうなカフェはないかとか、サラエボでしばらく生活していくためのリサーチに時間をあて、気持ちよく月曜日を迎えるつもりだった。

もしもホストがもっと早く(せめて子どもの病気が発覚した時点で)、予定していた部屋に泊まることができないことを教えてくれさえすれば、中心地に近い別の部屋を探すとか、私なりの別の対応策を打つことができたはずだ。

まさにこれからチェックインをする、というタイミングでの連絡はあまりに遅すぎるし、ホストの自分勝手さしか感じない。人の時間を、何だと思っているんだ。やっぱり、このホストの対応、おかしいでしょ。

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