ホストが持参したケーキ

Airbnbでトラブル発生、さぁどう対応する?③ホストとの話し合い・前編

「私、あなたと話したいの」と笑顔で突然現れたAirbnbホストの母親。その両手は、ケーキを乗せたお皿を抱えている––––。Airbnbサポートの神対応で完結したかのように思えた私のボスニアAirbnb事件が、まさかの展開を迎えた。

ボスニアAirbnb事件のおさらい

【1】チェックイン当日、予約していた物件の目の前で「ここには泊められない」とホストからの予告なしの爆弾投下。中心地から程遠い、郊外の物件へと隔離される。

Airbnbでトラブル発生、さぁどう対応する?①Airbnサポートへの連絡まで

【2】サラエボの郊外より、絶大な信頼を寄せるAirbnbサポートへ応援を要請。Airbnbの神的仲介対応により、ホストとの和解が成立。その2日後には、元々予約していた物件へとチェックイン→一件落着。

Airbnbでトラブル発生、さぁどう対応する?②Airbnbサポートへの連絡まで

の、はずだった。

移動日前日の夜、突然鳴り響いだ玄関のチャイム

「明日元の物件にチェックインしたら、ようやくサラエボ生活を腰を据えてスタートさせることができる」そう思いながら、私は気持ち良くシャワーを浴びていた。

6月下旬のサラエボはまだ肌寒く、夜になると気温が10度以下になる日もある。すっかり次の冬までサヨナラだと思っていた冬用のパジャマをキャリーケースの奥から引っ張り出し、まだシャワーの温かさが残る体を冷やさないように急いでパジャマを身につける。

そのままリラックスしてストレッチをしていた時、「ビー!」っと、いとも簡単にムードを破壊する強烈なブザー音がシンとした部屋に突然響く。お風呂上がりで完全にリラックスモードだった私は、この穏やかな気分を邪魔されたくなくて、「よし、居留守をしよう」と一瞬で決意した。

そう決めてものの5秒ほどで「これは一人の人間としてやっちゃいけない」と改心する。なぜなら、ドアの向こうで待つ人物が誰なのか、99%想像できてしまったからなのだ。

訪ね人は、Airbnbのホストに違いない

ドアの向こうにいるのがAirbnbのホストであることは容易に想像できた。というのも、Airbnbサポートに仲介に入ってもらってトラブルの解決策は見出せたものの、郊外の物件にチェックイン以降、私はホストと一言の会話も交わしていない。

つまり、私はAirbnbにチクったのである。自らの手を汚さず、Airbnbサポートという偉大なパワーを利用して、現状打破を試みたのだ。Airbnbから状況確認の連絡を受けた時、ホストはさぞかしびっくりしただろう。

また一連の出来事の発端の責任は、100%ホストにある。今回の例のような時にAirbnbからホストに対して何らかのペナルティがあるかどうかはわからないけど、ホストのちょっとした怠慢な態度がAirbnb側に明らかになったことは、ホストが今後もAirbnbでホストとして活動していくにあたって、望ましいことではないはずだ。

だから、改めて謝罪しにきたんだろう。いつだって、直接話し合うのが一番だ。私だって、翌日郊外の家をでる際に「Airbnbにいきなりレポートしてしまったのはごめんね。でもAibnbの問い合わせに対して、しっかり対応してくれてありがとう」と伝える気でいた。遅かれ早かれ、直接話す機会が確実にやってくることはわかっていた。

でも、「今じゃないなんだよな」

それが正直な気持ちだった。なぜなら、こちらはお風呂上がり、パジャマ姿のお手本のようなパジャマ姿で、完全なリラックスモードなのだ。ちょっとピリッとしたムードとは対極側にいる。

でも、Airbnbにレポートしたのは私なのだから、無視するわけにはいかない。せっかく向こうから足を運んでくれたのだ。こちらも誠意を持って対応するべきだ。と自分に言い聞かせて重い腰を上げた。

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