Italy

お酒をよく飲む(お酒が好きな)女の子はイタリアでモテない?

※この記事はあくまで私の個人的な経験に基づいて書いています。ここに書いていることが全て当たり前ではないことを前提に、個人的な体験の一つとして読んでください。ここでは紹介できていないようなイタリア人の意見ももちろんあるはずです※


ローマで生活していた中で衝撃を受けたことの一つといえば「ローマのエレガントな女性はグラス1杯のワインを2〜3時間かけて飲む」ということ。

初めて聞いた時は「何ごとか」と思ったのだけど、どうやら色んな人に話を聞く限り、ローマでは(イタリアでは?)グラス2〜3杯程度のお酒でも「あの子お酒よく飲む子なんだね……」とちょっと引き気味で驚かれるらしい。

私からすると「なんだそれ……」と逆に引かせてもらうほどの衝撃(!)。私がローマでお友だちになった女の子たちはロンドン出身の子が多かったのだけど、そんな彼女たちも、ローマに住み始めてからこの話題については私と同じようなリアクションをとってきたとのこと。

つまり私のようにお酒好きな女性は全く歓迎されない!?

という訳は全くなく、ローマに住む外国人に対しては「文化が違うから」という理由である程度は理解を示してもらえるし、イタリア人だとしてでも「女性の飲酒に対する考えは人による」ということなのだとか。

もちろんイタリア人が10人いれば異なる10の意見があるのはごもっともなのだけど、総じて「何杯もグラスを空けるのはあまりよろしくない」という空気は感じた。10人に話を聞くことはできなかったけれど、私が話を聞いた4人のイタリア男性の意見からは、彼らの心の奥には「やっぱり女性にはグラス1杯程度でいてほしい」というような願望が見え隠れしているように思えた。何だこの文化。なんて面白いのだろう!

彼らの意見はこんな感じ。

意見1.彼女には、外でお酒をグラス1杯以上飲んでほしくない

付き合って5年以上経つ彼女がいる彼。彼女とはローマで知り合ったものの、彼女はリトアニア出身でお酒もそこそこ飲む。でも彼は彼女がお酒をおかわりするのが好きではなく、いつも「はい、ここまで!」と1杯でストップをかける(飲む時はたいがい一緒に出かけている)。

彼女はそんな彼に慣れっこの様子で、彼の制止を上手にかわしながら2杯目のグラスを手に入れる。それでも3杯目のお酒は彼女の前には運ばれない。なぜなら2杯目を多めに見ていた彼もさすがに3杯目は許さないから。そして彼女も彼の心配する気持ちをきちんと分かっているから、それ以上は飲まない。

彼の中では「女性にはあまり飲んでほしくない」という気持ちがあって、彼女なら尚更という思いがあるらしい。飲みの場に出かけても、常に彼女のお酒の量を確認している。

意見2.お酒は社交的な場でのみ。一人では全く飲まない。女性の飲酒…うーん…。確かにたくさん飲む人を見るとびっくりするかも。

女性の飲酒に対して寛容的な態度を示した彼。彼女と一緒にレストランでボトルのワインを空けることも好きだけど、彼にとってのお酒は人付き合いとして楽しむものだとか。

美味しいワインを知ってるし、ビールもカクテルも何が美味しいか知っているグルメな彼だけど、家に一人でいる時は一切飲まないらしい。ということで彼自身が「お酒を頻繁に飲まない」という性格ゆえ、公の場でたくさんのグラスを空ける女性を見ると単純にちょっとびっくりしちゃうのだそう。

そんな彼も「確かにローマのレストランやバルでは、女性はだいたいグラス1杯くらいだね」と、暗黙の領域的な雰囲気があることは認めていた。「見る人によるとは思うけど、女性が短時間でたくさんのグラスを空けるのはやっぱりあまり歓迎されないかも…」と話していた。

意見3.たくさん飲んで楽しめばいいじゃん!日本人が居酒屋でお酒を楽しむ姿って最高だよ!

日本に何度か旅行で訪れたことがあり、日本の居酒屋が大好きな彼。居酒屋でスーツを来たサラリーマンたちや仕事帰りの女性たちが飲んで騒いで楽しそうに酔っ払っている姿を見て「あれこそが人生を楽しんでいる姿だ」と感動を覚えたのだとか(だいぶポジティブな受け止め方をしているということは置いといて……)。

そんな彼は、ローマの女性たちがちびりちびりとグラスのワインを舐めるように時間をかけて飲むのはあまり好きじゃないと話す。彼によるとその飲み方は「上流階級」の人の飲み方で、本物の「上流階級」の人がそんな飲み方をするのは許せるらしい。

でも「上流階級」の人に見られたくてちびちびと飲んでいる場合はすぐに分かるらしく、そんな姿をみると「お酒を楽しむことよりも見かけを気にしているんだな」と思ってしまうんだとか。

「居酒屋で日本人が楽しんでいるように男も女も関係なくワイワイ飲んで見たい!」と話していた彼だけど、グラスに注がれたシャンパンを目の前で粛々と飲み干していく私の姿を見てちょっとヒイていたこと、私はもちろん気付いていました。

意見4.ロンドンにいた頃はどんなに飲んでも良かったけど、イタリアに戻ってきてからはちょっと……

イギリス出身の彼女ととロンドンで知り合い、結婚してからローマで生活をしている彼。ロンドンに住んでいた頃は毎週のように彼女とパーティに繰り出して飲み明かし、女性が飲むことに対して何の否定的な感情も持っていなかったけれど、ローマに戻ってきてからは「もうこれ以上はやめておいたら?」ということが多くなったそう。

そう、やっぱり彼もイタリアに戻ってからは「公の場で女性が何杯もグラスを空ける」ということに少しずつ抵抗を覚え始めるようになったのだとか。抵抗を覚えるようになったというより、昔の感覚に戻ったという方が正しいのかもしれない。

ロンドンでどんなに飲み明かしていたとしても、イタリアに戻ればイタリアの暗黙ルールを自然と習う。そんな感じ。それでも彼女を縛る訳ではなく、外でお酒を楽しむことが好きな彼女の気持ちも尊重している。ロンドンにいた頃よりもちょっとだけ「少し控えてね」の言葉が多くなっただけ(!)。

ローマでは、バルで一人で飲んでいる女性を見かけることはほとんどない

ローマでの女性の飲酒に対する、私にとってはかなり興味深いイメージ。日本ではバーや居酒屋で一人飲みしている女性、たくさんいるもんね!  一人で飲みたい時、あるよね! ところがここローマでは、女性がバルで一人飲みでもしようものなら「誘われるのを待っているのか」と思ってしまうとイタリア人の彼らは口を揃えていう。そう、女性が外で一人で飲んでいる、という行為じたいがかなり「レア」で「どちらかというとマイナス的(もしくはナンパ待ち)」な印象を受けるということ。

お国が違えば飲酒についてのイメージ、作法も違ってくる。ローマで「モテたい」と思っている女性の場合、公の場での過度な飲酒は控えた方が懸命かもしれない……。もちろん、一人で飲んでも全く問題ない場所もあるはずなので、どうしても外で一人で飲みたい場合には全力で場所探しを頑張った方が良さそう!

そして例えワイングラス1杯だとしても、おしゃべりが楽しければ何時間でも座って話し続けられるもの(お店に迷惑がかからないことを前提として)。そう、おしゃべりを楽しむことが食事をしたり集まったりするときのイタリア人的心意気! そんな風に受け止めておしゃべりに没頭するのも、それはそれでイタリアならではのとっても楽しい時間になるはず!

(果たして、私にもいつか、ワイングラス1杯で3時間を過ごせるようになる日が訪れるのだろうか)

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