イタリアから日本への小包、中身を適当に書いて送ったら容赦なく箱を開けられました
イギリスの郵便事情について紹介した記事の最後に、余談として「イタリアから送った荷物も無事届きました」と紹介しましたが、それには続編が。
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イタリアからの荷物が日本に届いたとき、そこには重傷を負ったダンボールの姿が
沖縄の実家にいる母から、イタリアからの荷物が無事に届いたという連絡とともに受け取ったのが「でも何か荷物の様子がおかしいよ」という言葉。
何がどうおかしいのかよく分からなかったので、とりあえず写真を送ってもらうことに。そしてこの衝撃の写真が送られてきた。
私がローマから送った際に記憶している、あのきれいなダンボールの姿はどこにもない。一番安い船便で送ったのがいけなかったのか……。
この子が日本にたどり着くまでに、どれほどの過酷な経験を強いられてきたのだろうかと思うと胸がきゅっと痛む。
さて、よくよく見ると、意図的に開けられている
数枚写真を撮ってもらって注意深く確認してみたところ、ダンボールの傷は人為的なもののよう。
写真のように、ダンボールの側面には「Y字」のように意図して切り開けられた跡があり、それらをカバーするようにテープでぐるぐる巻きにされている……。
そこでピーン! 箱を開けられた原因は、送付状に適当な内容物を書いたから?
その時に「はっ」と思い出したのが、ローマから荷物を送る際に交わした郵便局員との会話。
イタリアから国際郵便を送る際、送付状には内容物の詳細について割と細かく記入することが求めらていた。
「私物の洋服 1点 1,000円」というように、内容物一つ一つの名称、点数、金額を記入する必要があったのだけど、面倒臭かった私は「私物の洋服(Clothes) 9点 3,000円」とばっくり記入した。
それを見た郵便局員が「本当にこれだけ?」と疑いの眼差しを向けて確認してきたのだけど「本当にこれだけ^^」と私は満面の笑顔で返した。
でもきっと、それがいけなかったんだと思う。
小包の内容物をあまりに大雑把に書くと箱を開けられる可能性大
そう、私の荷物の内容物には「Clothes」としか書かれていなかったので、税関を通過する際に「日本で販売するための新品の洋服を持ち込もうとしているんじゃないか」と疑われてしまったと考えられる(もちろん、新品ではなくPersonal Use=私物と書いたけど)。
商用アイテムを送付する場合には関税を支払わなくてはいけないので、私の荷物「私物の洋服 9点 3,000円」は「関税逃れのためのカモフラージュ」だと思われてしまったのかもしれない。
教訓:海外から日本へ荷物を送る/日本から海外へ荷物を送る際には、内容物の詳細はしっかりと記入!
今回の経験を通して、また一つ海外生活に関する教訓を得ることができました。
私の場合は箱を開けられて中身をチェックされても構わないようなものだったけれど、最悪の場合には開けられた後に梱包していた大事なものが盗難・紛失してしまうという事態も起こりうるかもしれない……。
ということで、そんな悲しい思いはしたくないという場合、海外⇄日本で荷物のやりとりを行う際には、内容物はしっかりと記入を!
荷物の中身が「怪しくない」としっかり信用されれば、イタリアから日本へ送る手段として一番安い船便でも、2週間程度できちんと届けることができますよ^^
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