レンボンガン島の人気観光地「デビルズ・ティアーズ」大迫力の悪魔の涙を体感!
バリから東に約18km、人口約5,000人の小さな島「レンボンガン島」。手付かずの自然が魅力と言われているこの島で1〜2位を争う人気観光地が「デビルズ・ティアーズ」。日本語でいうと「悪魔の涙」という何ともドラマチックな名前が付いているこの観光スポット、果たして悪魔の涙とはどんなものなのか、その正体をレポート。
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デビルズ・ティアーズの正体1:野ざらしの崖
レンボンガン島で1~2位を争う人気観光地であるデビルズ・ティアーズ、もう一つの人気観光地「ドリームビーチ」とは違って、全く観光地化されていない。そこにあるのは、野ざらしの崖。
小さな湾のような地形になっているその崖に、大迫力の大波がバシャーン!バシャーン!と打ち寄せる。基本的には、そんな荒波を眺めるのがデビルズ・ティアーズでの楽しみ方。ちなみに崖まで行くにはギザギザに尖った岩の上を歩くことになるので、足元は歩きやすい履き物で。
参考までに私はフリップフロップで行ったけど、気をつけて歩けば特に問題はなかった。とは言いつつ、安定していない足場でバランスを崩し、フリップフロップが脱げてしまった拍子に裸足で岩場についた時、ギザギザの岩で足裏を切ってしまってそれが結構痛かった。なので、かかとの付いているサンダルだとより安心。
デビルズ・ティアーズの正体2:中国人観光客向けのお店だらけ
デビルズ・ティアーズに着いて面白かったのは、周辺にある出店が見事にすべて中国語の看板を掲げていたこと。「我愛中国(=中国ラブ)」など、あからさまに中国人観光客に媚びを売っている気持ちが良いお店もあったほど。
ちなみにこれらの出店では、フルーツやジュースなどを販売している。中国語だらけだけれどももちろん観光客は誰でも大歓迎なはずなので、ちょっとした休憩をしたい場合には、これらのお店でどうぞ。
デビルズ・ティアーズの正体3:一見の価値大ありのダイナミックなショー
さて、ここからが本当のデビルズ・ティアーズ見どころ。デビルズ・ティアーズの最大の魅力といえば、ものすごい力強さで崖に打ち付ける波が見せる、ダイナミックなウエーブ・ショー。
私の地元沖縄では、昔よく「ハブ vs マングース」という両者の生死を賭けた闘いを見せ物にするというちょっととんでもないショーが行われてきたのだけど、このデビルズ・ティアーズでは、まさに「崖 vs 大波」のそれぞれの威厳を賭けた闘いのような、大自然が繰り広げるダイナミックかつワンダフルなショーを目の前にすることができる。
そのショーは、とにかく大迫力。特に、大波が崖に向かって全力でぶつかっていく様子は、「ワオ!」と言わずにはいられない。バシャーン!と力強い波が崖にぶつかった後には、プシューッ!と、これもまた目を真ん丸に見開いて見てしまうほどの大量のミストが空中に一気に吹き上げてくる。
そして潮が大量に吹き上がるポイントでは、もれなく虹も大量生産。大波が打ち付ける音、絶えず吹き上がる潮、そしてそこに現れる虹。それが何度も何度も、こんこんと目の前で繰り広げられる。その様は、文句なしに「ブラボー!」のひと言。その自然が繰り広げるダイナミックなショーに、心震わさずにはいられない。
デビルズ・ティアーズは、本当に悪魔の涙を連想させる?
デビルズ・ティアーズでは、紹介した通り大迫力の鬼気迫る景色が見られるのだけれども、これの何を持って「デビルズ・ティアーズ = 悪魔の涙」と言うのかは、実際のところ謎。
説によると、迫力ありすぎの大波が人々に脅威を与える悪魔を思わせ、吹き上げる潮吹雪が涙のように見えるとのこと。それがもし本当だとしたら、その悪魔は、泣く姿でさえもものすごく美しい、中毒性のある美しさを秘めた悪魔なんだろうなと想像する。
個人的には、目の前にある光景があまりに絶景すぎて、もう少し、もう少しとその景色に近づいていく内に、思わず足を取られて海に呑み込まれてしまいそうな、そんな危うさすら感じる美しさ。どんな感じ方にしろ、この「デビルズ・ティアーズ」では、来る人、見る人を魅了する景色が見られることに間違いはない。
デビルズ・ティアーズの位置:レンボンガン島の南西側
デビルズ・ティアーズがある場所は、レンボンガン島の南西側。近くには同じく人気観光地「ドリームビーチ」や「サンセット・ビーチ」「サンディ・ベイ」などもあるので、合わせて観光するのもおすすめ。ちなみに「ドリームビーチ」はデビルズ・ティアーズのすぐ隣にあるので、デビルズ・ティアーズを訪れる前後に気軽に足を運ぶことができる。
デビルズ・ティアーズに足を運ぶ際のおすすめプラン
デビルズ・ティアーズに足を運ぶ際のおすすめプランは、昼過ぎからお隣のドリームビーチでまったりして(ここでは欧米人スタイルで、ビーチに寝そべって数時間まったり)、ここデビルズ・ティアーズに足を運んで大迫力の自然のショーを堪能、そのまま夕日の時間に合わせて近くにあるサンセッスポットでサンセット・ショーを眺めること。
これでレンボンガン島での1日はあっという間に終わってしまうはず。だから日帰りでバリ島まで戻ってしまうのはもったいない。レンボンガン島では星空もとってもきれいに見ることができるので、最低でも1泊はして、時間ごとに異なる自然をじっくり味わうのがおすすめ。
レンボンガン島ってどんな島?
バリ島東側「サヌール」という港からボートで約40分ほどの場所にあるのが「レンボンガン島」。バリからのアクセスも良好で、バリに比べるとそこまで混んでもいなく、欧米人を中心に多くの観光客を魅了している小さな島。主な観光客はヨーロッパと中国人というのが2019年6月時点での印象。日本人にはまだまだ知られていないこの小さな島・レンボンガン島、ぜひバリから足を伸ばしてみてくださいね。
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