England

イギリスへの入国審査、引っかかりました。イギリスは世界一入国が難しい?

イギリスへ渡英する際によく聞くことといえば「入国審査がとにかく厳しい」ということ!

その厳しさは世界一?イギリスの入国審査が厳しい理由

なんでイギリスの入国審査が厳しいかというと、イギリス国内で以下の3つの問題がかなり深刻だから。

  • 不法滞在
  • 不法労働
  • 偽装結婚

世界屈指のインターナショナルシティゆえに……

イギリス、特にロンドンは、世界屈指の国際都市! ロンドン出身の友人が「生粋のイギリス人を見つける方が難しいかも」って言っていたけど、その発言を全く大げさには感じないし、ビジネスや新しい人生のチャンスを求めてヨーロッパやアフリカの至る所から本当にたくさんの人が集まっている。

イギリスは、良い意味でカオス、カオス!

本当にそう思う。多国籍の人が交わるそのカオスさがまた面白い所でもあるんだけど…:) でも多国籍ゆえに問題もたくさん。ロンドンでの生活を続けるために違法な手段をとっている人は多いと言われても驚かない。

ということで空港の入国審査で「こいつ不法滞在とか不法労働とか偽装結婚とか狙っているんじゃなかろうか」と怪しまれてしまうと、いとも簡単に入国拒否→強制帰国の令が下されてしまうという何とも恐ろしい実態。

入国拒否を恐れていた私が、イギリスに渡る前に色々と聞いたり調べたりして得た情報はこんな感じ。

イギリスへの入国審査へ臨む心得

  • 初めての入国なら(日本人ならば)ほぼ大丈夫
  • 短期間の内にイギリスへの入出国を繰り返していると怪しまれる(例えば1カ月に1回入国するとか)
  • 長期間(2〜3週間以上とか)の滞在だと怪しまれる
  • 身なりがあまりに貧相だと怪しまれる

私の場合、イギリスへの入国は初めてだったので多分大丈夫だろうとは思っていたものの、予定していた滞在期間は3カ月間。

明らかに日本人のバケーション期間じゃない……。だからきっとこの滞在期間について突っ込まれるんだろうな。と多少の覚悟はしていざ入国ゲートへ。

案の定「滞在期間3カ月」ってどういうこと?」と突っ込まれました

私の順番になり入国審査官の待つカウンターへ。入国ゲートでよくある笑顔の「Hi:)」なんて挨拶を交わしながら序盤の感じはよかったものの、イミグレーションカードに記入された「滞在期間3カ月」を目にした途端に彼の表情が変わる。

そして始まる質問攻め

「何でイギリスに3カ月もいるの?」
「今どこに住んでるの?」
「仕事何してるの?」
「3カ月間の生活費どうすんの?」
「ロンドンでの家はどうやって決めたの?」
「イギリス出た後の予定は決まってるの?」
「日本に帰る意思はあるの?あるとしたらいつなの?」

彼からすると私はきっと怪しい外国人100満点だったのかもしれない。

確かに私は怪しい。

私が怪しい理由

私が怪しまれた点は主にこの3つ。

  • フリーランスとして、イギリスでも仕事を始めるんじゃないか(=不法労働、不法滞在の疑惑)

→日本の会社に雇われていれば、イギリスで仕事を探す必要はなく、日本に帰る意思が(必要が)あると見なされる。でもそれを証明するには会社からの英字で書かれた雇用証明書の持参が必要。もちろん私は持っていない。

  • 3カ月間の生活費をどう捻出するのか(=不法労働の疑惑)

→お金に困っていないことを証明できれば、現地で働く必要はないと見なされる。十分な生活費を持っていることを証明するためには、英字で印字された残高証明を持っているいると安心。でもだいたい直近のものじゃないとダメだったはず。そしてこれももちろん私は持っていない。

  • ローマのスーパー袋に荷物を入れて運んでいる(=貧しそう=ロンドンでの不法労働の疑惑)

→これは私も想定外の展開! 実はローマの空港で荷物を預ける際に5kgの重量オーバーをしていて、50ユーロの追加料金を払いたくなければキャリーケースの中身を軽くしろというオーダーを受けた。たまたまキャリーケースの中にローマのスーパー袋が入っていたので、その生活感溢れる袋に5キロ分の衣類を詰め込んで機内に持ち込んだ。

スーパー袋に詰めた洋服を持って入国審査に向かうって、明らかに貧しそうだよね。私が入国審査官でもこの人大丈夫かなってきっと思う…。貧しいアジア人がロンドンで職を探しに来ている風のオーラが出ていたかもしれない。

後はもしかしたら、年齢的に(30代)イギリスで彼氏を探して偽装結婚して居座るつもりじゃないか、とも思われていたかもしれない(スーパー袋持っている時点でその疑惑なないと思うけど)。

質問に対する私の回答

私はとにかく全ての質問に対して、なるべく誠実に、正直に答えた(つもり)。フリーランスのライターとして、日本のクライアントから仕事をいただいていること。月の金額にばらつきはありつつも、定期的に収入を得ていること。

イギリスでの家は自分で探して、知り合いの家でも何でもないこと(必要であればこの場で大家に確認をとってもらっても構わないとも伝えた)。

イギリスに来た目的はイギリスでの生活がどんなものか「ただ体験」するためで、観光よりももっとローカルな生活を体験してみたいこと、そのために3カ月間必要だと思ったこと。

日本に帰る予定は未定だけど、イギリスから出て行くことは決まっていること。

そして私が持つ唯一の秘密兵器、出国フライトのチケットを提示!

そして私が持つ唯一の秘密兵器、6月末にブッキング済みのクロアチア行きのフライトチケットを提示。

「ほら、私ちゃんとイギリスから出て行くから」

とどや顔で見せたものの、それでもあまり腑に落ちない入国審査官。

入国審査官の言い分

通常観光ビザで入国する人は「Visitor(主に観光目的の一時的な訪問者)」でなければいけない。あなたの場合はフリーランスとしてイギリスでも仕事を続けるから、純粋な「Visitor」とは言えない。

「でも、今回初めての入国だからいいよ」

最終的に、私が今回無事入国できた最大の理由はこれ。私が初めてのイギリス訪問だったことが彼の中では大きかったよう。

「あなたはイギリスに来るのが初めてのようだから、今回は「Visitor」として見えるっちゃ見える……」

と、入国審査官の彼はまるで自分に言い聞かせるように私のパスポートに入国許可のスタンプを押した。

じゃあ、滞在3カ月の間に私がイギリスを出て近隣の国に旅行に出たらどうなるの?

無事に入国許可スタンプが押されたことを確認したあと、私が入国審査官に投げた質問がこれ。

イギリスにいる3カ月の間に、例えばアイルランドやフランス、オランダやベルギーなどの近隣諸国に週末旅行などに出かけたとして、再度イギリスに入国できるのかを確かめたかった。

パスポートに入国スタンプを押してもらったことをいいことに、今度はこちらから質問攻め。

答えは「入国審査官次第」

「俺さっき、観光ビザで許されるイギリス入国の目的は「観光(Visitor)」のみって言ったやん!」と、入国審査官ははぁ〜とため息つきながらも説明してきた。

もしも私が入国審査官に「イギリスを拠点にして」近隣諸国を旅行をしていると思われると、私がイギリスにいる理由は「観光(Visitor)」ではなく「居住(Resident)」と見なされる可能性もあるとのこと。

「だから週末旅行から帰ってきた際、またイギリスに入国できるという保証はできない。その時に審査をする入国審査官次第で、もしかしたら入国拒否されるかもしれない。入国拒否のリスクを犯したくないなら、3カ月間はイギリス国内にいた方が安全だと思う」というのが彼の答え。

ビビリな私はこの答えを聞いて、3カ月の間に近隣諸国へ足を伸ばすことをものの数秒で諦めました。むしろ、イギリス3カ月でも足りないはず(という願いもこめて…!)。

それにしてもおかしなイギリスの観光ビザ制度

実際に押してもらった入国スタンプ

入国スタンプに書かれている文字の通り、イギリスは日本人に対してパスポートのみの提示(観光ビザ)で最大6カ月間の滞在を認めている。

6カ月滞在OKとしているんだから、その半分の3カ月なんてしっかりルール内じゃん!という気持ちをぐっとこらえつつ「6カ月も許可してるなら、6カ月以上の滞在者にだけ厳しくしてよ」と思わずにはいられない……。

ロンドンに来て知り合った人たちにこの話をした際「何それ、超変なの!イギリス、クレージーだね!」と同意してもらえたことがせめてもの救い。

ということでイギリス入国審査時には出国チケットの持参必須

私は今回「初めての入国」ということで渋々スタンプを押してもらえましたが、今後イギリスに観光ビザで長期滞在をするという人はやっぱり私のように色んな質問を受ける覚悟を!

とにかく「絶対にイギリスから出て行くから!」という強い意志を証明することができれば、入国許可のスタンプを押してもらえるはず…。

ということで私のような事情でイギリス入国を控えている皆さん、無愛想な入国審査官にめげずに、頑張ってください!

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コメント

  1. fukino より:

    記事読んでいただきありがとうございます^^
    お仕事でイギリス、素敵ですね!イギリスならではの写真がたくさん撮れることを願っています^^
    入国審査に関してですが、私は専門家ではないので明確なアドバイスをすることができずに心苦しいのですが……私の場合は「滞在期間」が長いことで時間がかかってしまったので、あーすさんの滞在期間がそんなに長くなければ(2週間前後・休暇期間と納得できるような期間)、特に問題なく通過できるのではないかと察します。イギリスで出会った友人たち(外国人)の中には「6カ月、観光」と申請しても何の問題もなく通過したというパターンもありました。本当に入国審査官次第ということがわかりますよね。(そう、なんてアンフェア!笑)

    ちなみに私が仕事で海外に出張に行った際には、滞在期間が短い場合には「観光できた」と答えることもありました…^^; ビジネストリップと伝えることもありましたが、その時も全く問題なく通過しました。長くなりましたが、とりあえず私から言えることは、滞在先の住所、購入済みの帰国フライトチケットも念のために持ち合わせてゲートに向かってください、ということくらいです。あまりお役に立てずに申し訳ありません……。
    あーすさんのイギリスでの滞在が素晴らしいものになりますように!

  2. あーす より:

    月末に初めて渡英するので参考になりました!
    私はフリーのフォトグラファーなのですが、日本の媒体の撮影取材(諸事情でノーギャラ)で行くのですがイミグレで正直に仕事で来た と言ったらさすがにアウトなんですかね、、、

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