【旅フォト03】バリ・ウブド/定番観光スポットとのどかな田園風景
視界いっぱいに広がる田園風景、山肌一面に広がるライステラス。「神々の棲む島」と形容されるバリ島の多くの寺院が点在し、街のあちこちではチャーミングな姿に思わず目を細める神々の像が出現。さらには本場インドにも劣らないとされ、世界各地からのヨギーニが集うヨガ・リトリートの聖地としても人気の場所。そんな数多くの魅力を持つバリ島・ウブドの定番観光地と、そこで出会った景色をご紹介。
この記事/ページの目次
バリ島・ウブドはここにある
ウブドは、バリ島のングラ・ライ国際空港から車で北へ向かって約90分の場所にある観光地。ビーチリゾートなバリ南部とはうって変わって、緑深い田園風景が広がり、歴史あるヒンドゥー寺院が多く点在。ヨガ・リトリートや伝統舞踊も盛んで、パーティー三昧なバリ南部とは全く異なる雰囲気に包まれた癒しのエリア。
ちなみに日本で2010年に公開された映画『食べて、祈って、恋をして(原題:Eat Pray Love)』の終盤(=Love編)に出てくるバリのシーンの多くが、このウブドで撮影されたことでも有名。
ウブドの風景一覧
観光スポット1:テガララン・ライステラス
まずはウブドを代表する観光スポットの一つ「テガララン・ライステラス」。視界いっぱいに棚田が広がって、とにかくザ・ウブドな風景。棚田にダイブするような感覚を味わえる空中ブランコがあったり、棚田の景色を眺めながら休憩できるカフェもあったりで、とにかく「棚田に身をおく」ことを楽しむスポット。
観光スポット2:ゴア・ガジャ遺跡
ギョロっとした目がお茶目にも見えるこの遺跡は「ゴア・ガジャ遺跡」。ゴア=象、ガジャ=洞窟という意味で、別名「象の洞窟」としても呼ばれている。名前の由来は、第一発見者であるオランダ人がこの遺跡を遠目で見た時に象だと勘違いしちゃったことから。
そして1923年頃に発見されて以来、なぜこの場所にこの建物が作られたのかが未だはっきりしない謎多きミステリアスな洞窟でもある。洞窟の前には大きな沐浴場があり、ヒンドゥー教の女神が持つ壺らしきものから絶えず水が注がれている。周辺には整備された散策路もあって、サクッと歩き回れるスポット。
観光スポット3:ティルタ・ウンプル寺院
「聖なる泉が沸く寺院」として有名な「ティルタ・ウンプル寺院」。ちなみにティルタ=水意、ウンプル=聖なるという意味。多くの地元ヒンドゥー教徒が訪れるのはもちろん、観光客も沐浴を行えることで有名なスポット。
ここで沐浴を行うことで心身ともに清めることができるとともに、魔除けや無病息災のご利益もいただけるとのこと。沐浴用サロンの貸出も行われているので、ウブドで心身ともに浄化したいという方はぜひ。
観光スポット4:ウブド王宮
ウブドの中心部にあり、かっての王政時代には政治経済の中心地として機能していた「ウブド王宮」。今でも王族の子孫が王宮内で暮らしているものの、王宮の一部は一般公開されており、誰でも立ち入って見学することが可能。ということで、華やかな王族たちの生活を垣間見るチャンス。なお、夜になると伝統舞踊の公演も開催されているので、夜の訪問の方が楽しめると思われる。
観光スポット5:サラスワティ寺院
ウブドの「ウォーターパレス(水の宮殿)」とも呼ばれている「サラスワティ寺院」。蓮池に囲まれた場所にあり、池の周辺を散策するだけでも気持ちがいいスポット。周辺には、この蓮池を眺めながら休憩できる「カフェ・ロータス」があり、こちらも観光客に人気。
観光スポット6:グヌン・カウィ遺跡
バリに3つある石窟遺跡の中で最大規模を誇るのが「グヌン・カウィ遺跡」。深い渓谷内にある遺跡で、岩山に彫られた11世紀の陵墓(りょうぼ=王家の墓)を見ることができる。
遺跡の周辺にはライステラスの絶景ポイントあり、緑と水が織りなすヒーリングスポットありと、バリ・ウブドの歴史と自然を全身で満喫することができる場所。
インドネシアグルメ:ガドガド
ウブドで食べたものすごい美味しかったローカルグルメがこちらの「ガドガド」。ガドガドはものすごく雑にいうとピーナッツ・サラダのような食べ物で、お店によってスタイルは様々。
こちらのガドガドはもやしと青菜、キャベツを石鍋でササッと混ぜて作られたホット・ガドガド。ウブド以外でも食べられるポピュラーなローカルフードなので、ぜひお試しを。
ウブドの風景01:田園風景
賑やかなウブドの中心地を少し離れるだけで、一気にのどかな田園風景画見られるのがウブド。果てしなく続く田園を目にしながら、小道をひたすら歩くのも楽しい。所々には田園カフェもあるので、そんなカフェで休憩をとりつつ気ままに田園を歩くのがおすすめ。
ウブドの風景02:道端にいる神様
ウブドに限らず、バリのあちこちにはヒンドゥー教の神様たちの像が飾られている。これは多分「ボマ」と呼ばれる邪気を払う神様。神様たちの表情一つ一つをよく観察すると、自然と愛着が湧いてくる。
ウブドの風景03:ペンジョール
バリヒンドゥー教の年間ビッグイベントの一つが「ガルンガン」。日本でいうと迎え盆のような行事のようで、このガルンガンの季節になると「ペンジョール」という名の竹飾りが道のあちこちに立てられ、そこら中の道が一気に賑やかになる。雰囲気は、七夕の時期に商店街を彩る七夕飾りと似ている。
各家の祖先となっている霊や神様たちは、このペンジョールを目印に各家庭に降り立つとのこと。ガルンガンの時期にバリを訪れた際には、このペンジョールの景色も楽しめるからラッキー。
ウブドの風景03:人々
私が訪れた時期はバリ島で何らかのお祭り(ガルンガンかと思ったけど違ったよう)があった時期で、祭典を行う特別なシーンに出会えた。ノーヘルで原付を運転する日本ではなかなか出会えないファンキーなシーンや、特別な伝統衣裳に身を包む人々。そしてどこの寺院にいっても熱心にお祈りする人がいたのも印象的。ウブドの人たちは大らかな人が多かった印象で、あの仏のようなスマイルは、ウブドならではだったような気がする。
この記事へのコメントはありません。