ハッピーハロウィンならぬ、ハッピーブルースカイなドイツ
ハロウィンが日本のように盛り上がらないドイツでは、10月31日の今日も普通の週末。とはいえ、我が家では娘の生後5週目から毎週土曜日にベイビースイミングに通っているから、土曜日はちょっと特別な日。
プールの水温は人間の体温よりも低い34度ということで、もちろん娘と一緒にプールに参加するのは寒い国ドイツ育ちのマティアス担当。水温34度と聞いただけでもう胃がキュッと絞り上げられるような感覚になる軟弱な私は、未だ野外からの応援組(自分では入れないと思うプールへ、生後5週目の娘を一切の躊躇なく送り出しておきながら)。
コロナの影響でプールがある室内に入れるのは親一人のみというルールがあるから、毎回プールが見える建物の窓に極限までへばりついて、念じれば届くという思いでマティアスと娘へのエールを窓越しから送っている。
ちなみにベイビープールへの申し込みを済ませてしまった後で、かかりつけの小児科医に「生後5週目からプールとかぶっちゃけ早過ぎてほぼ意味ないよ」とドッキリでは済まされない衝撃の事実を告げられ(プールはキャンセル不可)。
娘より数カ月以上も年上の他の赤ちゃんたちが手足をバタバタさせながら快活にプールで動き回っている中、娘一人だけほぼ水に浮いている状態なのだけど。それでも楽しそうな表情を見せてくれるから救われている。
そんな我が家の1週間の楽しみとなっていた土曜日のプールも、ドイツで11月から始まる部分的ロックダウンの影響で無期限の延期が決定。残念な気持ちが募る中、今日の空はドイツの秋にしては珍しく澄み切った優しい水色で、見上げるだけで気が晴れる。ハッピーハロウィンならぬ、ハッピーブルースカイな土曜日。今日も、いい日だ。
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